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「夏の呼吸」藤澤仁(元ドラクエ10 ディレクター)を読んだ感想・レビュー

お盆休みに読んだ本、「夏の呼吸」の感想を書いてみたいと思います。「夏の呼吸」は、ドラクエ10のバージョン1のディレクターだった藤澤仁さんが書いた本で、私はバージョン1の最後のほうからドラクエ10をやっていたので、読みたい本でした。ドラクエによって名が売れた藤澤仁という方の若かりし頃の小説が「夏の呼吸」という本として出版されたというものです。

この本はアマゾンのレビューでもかなりの高評価ですが、おそらくレビューした人のほとんどがドラクエ10をやっていた人だと思います。そのくらいドラクエ10バージョン1のときの藤澤仁さんの仕事っぷりは良かったと私も感じていましたので。

ドラクエってすごいですよね。シリーズに携わった人の若い時の書き物ですらこんなにも注目されてしまうのですからね。

ドラクエ10のあとにスマホゲーム「予言者育成学園」というのを作っていましたが、それはそれほど面白くなかったのか2年ちょっとでサービス終了になってしまいましたね。

「夏の呼吸」の感想を極力ネタバレがないように書きます

この本には「夏の呼吸」という21歳のときの作品と、「雨傘」という25歳くらいの作品が収められています。

まず、「夏の呼吸」という21歳くらいの作品は、たしかに小さい頃こんなことを感じていたなぁと色々と思い出させる文章でした。

小学生の頃、時間ができると自転車に乗って行ったことのない街並みまで行くのが私は好きでした。見知らぬ街まで行くと何かゾワゾワしたのを覚えています。お金も無かったので何をするわけでもないのだけれど、行ったことのないところに行くのが楽しかったあの頃を思い出しました。

しかし、この作品はまだ粗削りな感じで、素晴らしい!という完成度にはなっていない初々しい作品だと感じました。

「雨傘」の感想。

この雨傘という作品はとても良かったですね。25歳で多忙の中書いたとは思えないくらい良いです。これを書いたときよりコンピュータはかなり進化を遂げていますが、特に興ざめすることもなく、それよりも人の描写・表現のほうに感情移入できました。

ずっといなかった母親に対する感情が変化していくのは読みごたえがありました。

伏線もちゃんとあってかなり良いです。「雨傘」のほうがかなり面白かったので、これだけでも買って良かったですね。

筆者の「あとがき」が素晴らしい

「雨傘」のクオリティだけでもかなり良い本だったといえるのですが、筆者によるあとがきが素晴らしかったのでさらに良い本になっていますね。

就職して働きつつも、「何者かになりたい」と思っていたそうです。

私も若い頃、思えばいろんなことに挑戦していました。うまくいかないことばかりでしたが、「何者かになりたい」という言葉はその通り私にもあてはまるものでした。

仕事で忙しくても、小説を書けてしまった若い時の前のめりの気持ちが伝わってきました。

そして今もまだ何者にもなれていない自分。これからも何者かになれるかどうかの挑戦を生きている間続けていこうと思いました。

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