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【ネタバレあり】 映画 「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」の感想、レビュー

2017/06/01

みんな大好き闇金ウシジマくん!の映画、「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」が素晴らしかったので感想、レビューを書いてみます。(公開されてからもうかなり経っていますが、昨日DVDで観ました。)

漫画のほうもずっと購入していて読んでいる「闇金ウシジマくん」ですが、山田孝之さん主演でのテレビ化されたものもPart1、2、3とスゴイ面白くて、制作会社のSDPにも注目していました。これだけ漫画(原作)のエッセンスを損なわずに実写化(ドラマ化)するというのは、原作への愛がある制作会社でないと無理だと思うのです。

映画化された1作目は、彼女と観に行って彼女が吐きそうになっていたのを思い出します(笑)

その後の映画2作目、3作目も面白かったのですが、原作で読んでいた内容だったので面白かったのですが、原作をうまく再現しているなーという映画でした。

ザ・ファイナルもそんな感じかなと昨日観てみたら、想像を超える素晴らしさでした。

何が素晴らしいのかというと、この映画用に漫画にはないストーリー、シナリオ、設定が作られていてその内容がグッときたからです。

ウシジマの過去(中学時代)と現在を対比する形での進行で、少年がどうしてシビアな闇金の社長になったかを描いています。ウシジマの少年時代を演じた役者が素晴らしかったです。山田孝之のウシジマの話し方や仕草や動きと本当に同じの少年を演じていることがさらにグッとこの映画の完成度を上げていたように思います。まだ柄崎がウシジマの家来になっていないのもいいですよね。

そして、いい加減な過払い金請求で荒稼ぎしている弁護士が出てくるのもリアリティがありました。(今朝ちょうどアディーレ法律事務所の過払い金請求の不正がニュースになっていましたね)

私も、中学時代の同級生とは今も関係があり、非常に共感できる部分がありました。仲間内でビジネスをしているウシジマ社長のような先輩が私にもいて、私の同級生と一緒に死ぬ気で仕事をしています。長い間厳しい状況にあったのですが、今はそんな中を生き延びて良い金をもらえるようになったそんな彼らを、ときおり羨ましく思う自分がいるのです。中学時代のようにくだらないことで笑い合い、運命共同体の友達や先輩と必至で築いた仕事でメシが食える彼らこそが、人間としての幸せ感は大きいのではないかと。

ウシジマ社長のカウカウファイナンス(戌亥も含む)の仲間は、そんな私の友達と先輩と重なります。私も実家で母親が喫茶店をやっていて、私の友人がお店に行くと母さんは喜びます。戌亥がいつもウシジマにいいますよね。「母ちゃんのお好み焼き食いにいってあげてよ。ウシジマくんが行くと母ちゃん喜ぶからさ。」なんかこのセリフ凄い好きです。

あと柄崎が「俺たちは必死に生き延びて、今こうしてメシが食えてんだ!」というようなことを言います。このセリフはとても感動しました。ホント、闇金は違法ですという言葉で片付けるのは簡単ですが、そういうグレーな仕事であっても、必死に生き延びてメシを食っている人達がいるのは事実だと思います。それは、どこからもお金が借りられないような人がいるからです。そして、それを食い物にする人がいます。闇金だけでなく過払い金請求で誇大広告をする弁護士とかもそうですよね。

私は青木雄二さんの「ナニワ金融道」も好きで、その青木雄二さんから知ったドストエフスキーの「罪と罰」も大好きです。それは世の中の厳しい現実を克明に描いているということです。この闇金ウシジマくんは、同じような世の中の厳しい本質を、現代的なセンスでさらにスピード感十分に描いているからいいのでしょうね私は。

逆に、タイタニックとかジブリとか君の名はとか、全然興味がなくて見ていません。夢とか非現実な世界とかありえないようなラブストーリーとかファンタジーとかは、あってもいいけど、現実も知らないといけないと思うのですよね。

世の中を甘くみている人がダマされ搾取され借金まみれになっている現実をね。ドストエフスキーの時代からずっと人は変わっていないです。富める者が弱者から搾取しているのです。その現実を知らないで世の中に出るととんでもないことになる可能性があると思うのです。私は闇金ウシジマくんを見ると、このヒリヒリとした感触を思い出します。

とくにこの映画 「闇金ウシジマくん ザ・ファイナル」は、テレビ放映のもの、これまでの映画を超える仕上がりになっているので、とても感動しました。
もし、闇金ウシジマくんはグロいし現実がキツすぎてる!という苦手意識あがある人も、このファイナルはおすすめできる内容だと思います。ぜひ見てみて欲しいです。

では

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