自分の賢さを示すより、優しくあることを選択する 【ジェフ・ベゾス卒業式スピーチから①】
2018/05/16
ジェフ・ベゾスの母校(プリンストン大学)での卒業式スピーチは、とても奥深い素晴らしいスピーチで好きなので、何度も聴いたり、読んだりしています。この中で心に響く文章を書いてみたいと思います。
" Jeff, one day you'll understand that it's harder to be kind than clever. "
ジェフ少年は、タバコを吸うおばあちゃんに、タバコがどれだけ寿命を縮めるか計算して、得意げに言ったのです。するとおばあちゃんが泣き出してしまいました。もうその時おばあちゃんは余命が長くなかったそうです。そんなジェフ少年におじいちゃんが言ったのがこの言葉です。「ジェフ、いつかお前もわかる日が来るよ。賢くなるより優しくなるほうが大変だってことを。」
こんな素晴らしい言葉を言えてしまうおじいちゃんは、人格者ですね。素敵です。
心に留めたジェフ少年も凄いとも思います。ずっと心に残っていたからこそ、このような公式なスピーチで言ったのでしょう。
人は時に、自分の正しさを主張することに夢中になってしまいます。
最近は「論破ブーム」みたいのがあって、論破して悦に入ってしまう人なんかもいるように思います。「ほら俺のが正しいだろ!?」という感じに。
株の考え方や世の中を批判したブログ記事、ツイッター文章なんかでも、論破合戦みたいになったり炎上とかしてしまうことがありますが、ネットだと相手が目の前にいるわけでもないから、余計に自分の正しさの主張に夢中になりがちですよね。私も注意しなくてはと思わされました。
正しいことというのは、それぞれ人の環境・状態によって違うように思います。
相手の誤りを指摘するよりも、言わないという優しさを選択することのほうが良いケースもあると、私も思います。
「自分の賢さを示すより、優しくあることを選択する」大切さ、そんなことを考えさせてくれたベゾスさんのスピーチの一文を書いてみました。
他にもいくつか書きたいフレーズあるので、また書きます。
スピーチのYoutubeあったので貼っておきます(6:15くらいからです)
ブログランキングに参加中 クリックよろしくお願いします。