【ネタバレあり】松本人志 ドキュメンタル シーズン3を全て観た感想、レビュー
2018/04/23
Amazonプライムビデオで、松本人志 ドキュメンタルのシーズン3を最後まで観たので、感想を書いてみます。
まずはシーズン3の出演者から。
シーズン3はケンコバ、フットボールアワー後藤、野生爆弾クーちゃん、極楽とんぼ山本、TKO木下、プラスマイナス岩橋、ロバート秋山、サンドウィッチマン伊達、オードリー春日などが出演していました。
今回からルールが変更され、退場となった後も、ゾンビタイムというもので笑わせに参加できるというものでした。これは今までも書きましたが、面白い人がいなくなったままで殺伐としてしまうので、このルールを採用したのは当然と感じました。
しかし、シーズン1・2の感想でも書きましたが、笑わないことに必死になるため避ける、逃げる、笑わせにいかない、という根本的な問題点が、最後のほうには支配的なムードになってしまっていて、結末もひどいものになってしまいました。
具体的には、全く面白くない2人が最後に残ってしまうと、悲惨な状態になるのですね。にらめっこと低周波って。。。 山本が全く面白くなかったですね。そんな人が優勝してしまうなんて、またしても放送事故レベルの最悪結末です。さらに良くなかったのは、TKO木下が、ポイントで負けているのを気付いていなかったということ。これは知らせてでも、「笑わせなければ負ける」という姿勢にさせるべきでしたね。最後のほうの木下はただ笑うのを我慢していただけでした。
あと細かな点ですが、笑わせる人がギャグでニンマリするのもダメなのが腑に落ちなかったですね。サンドウィッチマンの伊達さんが笑わせようとしてニンマリしただけなのを、アウトにしていて、伊達さんも「アレもダメなんだ。。。」と腑に落ちていなかったですよね。
春日の包茎ネタも体張っていて面白かったのですが、アレって最後2人になったときに苦しんで苦しんで出すようなものであって欲しいと思いますね。結構序盤でアレをやっていたので。。。
もうこの企画がダメ企画でつまらない!って誰も言わないのですかね。おぎやはぎの小木あたりは「絶対あんなの出たくないよ!あんなプレッシャーの中で体張って、たいして面白くないんだもん」とか言ってそうですが。。。
とにかく、もう「笑ってはいけない」企画しか思いつかないのか松ちゃん!
という感じですね。
こんな批判をしていますが、昔のガキの使いのトークとか、ヘイヘイヘイでのミュージシャンとのトークは神がかって面白いです。浜ちゃんと言い争いながら笑いが増幅するのはいまだに凄いと思います今見ても。
「笑いは緊張と緩和」だと昔の偉い落語家(桂枝雀さん?)が言っていたそうで、それを具現化している!と自己満足に入っているのかもしれませんが、私はこの「緊張と緩和」という理論ってクスっという程度の笑いだと思っています。面白すぎてお腹を抱えて息が出来ないほど笑ったときって、緊張があったかというとなかったというのが私のこれまでの人生での経験です。
何事も理屈で説明しようとした瞬間に、はなれていってしまうのではないですかね。笑いも音楽も、理屈で語り始めた人ってもう良いものを創れなくなっているというかね。
みなさんは笑いは緊張と緩和だと思いますか?
これを感じるためにもドキュメンタルシーズン3を観てみるのも良いかと思います!笑
では