Nintendo Switchが大成功するには「電車で大人がやるか」がカギなのでは
2018/03/10
昨日、マイニンテンドーストアのエラー(ニンゴジラ)にやられてNintendo Switchを予約できなかった私ですが、このところNintendo Switchについて思っていることがあるので書いてみます。
今回のSwitchの売りは、「携帯機でありながら家で大きなテレビにも映してプレイできる」というものですが、「自分はSwitchを携帯機として電車などで使うのか」という疑問が湧きました。
電車で、スマホでゲームをしている大人は沢山います。それは絵的に恥ずかしくないからだと思うのです。これは3DSでも、別に持っていくの面倒だし、なんか恥ずかしくて電車ではやらないので、Switchを予約しようというときに疑問に思ったのです。
そんな風にスマホにゲームをやる人を奪われまくった任天堂は、マリオランをスマホゲームとして1200円で出すという苦渋の決断をしたわけですが、無料のスマホゲームに慣れているので、見向きもされませんでした。任天堂信者はやったかもしれないけど。
私は、iPhoneでゲームをしていますが、無料のゲームしかやっていませんし課金もしません。感覚的にこういう人が多いと思うので、マリオランに注目が集まらなかったのだと思います。
そんななか、任天堂は据置機としてではなく、携帯機で据置機にもなるSwitchを発表したわけで、スマホに対抗しようとしている姿勢が感じられます。据置機でもあるとしたのは、これはPS4を意識したからだと思います。
まず、スマホでゲームをするという牙城を崩すのはとても難しいと思います。
なぜなら、
「家から持っていくのはスマホだけ。これでほぼ全てができてしまうし。」というのが今の人のライフスタイルだからです。これは電車で3DS、VITAをやる人がほぼいなくなったこと。Kindleなんて電車で見ている人がほとんどいないのも「スマホだけで全てやれる」というスタイルをあらわしていますよね。
だけど携帯する機械としてここまでの独占的な地位にスマホがなれたのは、ジョブズという人がiPhoneを作るときにこだわって、片手で操作できるサイズ感、値段を高くしてでも高級感のあるデザインといった商品にしたことなどがこれまでに何年もかかって人々のライフスタイルに浸透してきたものだといえます。かなりの市場を奪っていってきました(ゲーム機だけでなくデジカメ、ウォークマン、新聞などなど)。これからも性能がどんどん上がるにつれて奪っていくでしょう。
生活の中でスマホを使っている場面の1つ(電車での通勤通学時間)に、Switchがとって代われるかが、とても重要な乗り越えるべきカベのように思います。
Switchは片手で持ってゲームできないだろうしポケットにも入りません。あのサイズ感をどう想定してあのサイズ感にしたのか、ここに美学やこだわりがあるのか。生活のどの場面でどう使われるのを想定しているのか。ここにこだわりがないと、電車の中でスマホ以外のものをカバンからわざわざ出さないと思います。
そして、高級感としてのSwitchですが、これは「電車で大人がSwitchでゲームをする」ことが恥ずかしいようであれば、携帯機としてはスマホには勝てないと思います。どこまでのゲーム以外の機能が搭載されるかわかりませんが、ニュースを見たり動画を観たりする機能があったりして電車でSwitchを持っていても恥ずかしくないような感じになりますかね。これはプロモーションの問題もあるのかもしれませんが、ここを意識しないとただの家で使うゲーム機になりますよねSwitchって。
電車の中でやらないのだったら、家から持って出ないように思いますね。iPadは現実に家の中で使うもので外には持っていきませんし。Switchもそうなるでしょうね。
これは、据置機としていまや世界的に大成功をしているPS4との戦いってことになるように思います。性能的には負けているようですね。
そうなると、Switchでなければできないソフトがあるか、にかかってきますよね。
あの特殊なコントローラを利用したゲームがサードパーティ(任天堂以外のゲーム開発会社)によってどれだけ作られるか。これは、WiiUのときにはほとんど出なかったため、WiiUは任天堂ソフト専用機になってしまいました。
Switchもそんな道を辿るような気がしますね。でも私は任天堂がどんな商品をどんな思い入れを込めて作ったのか、それを体感したいのでSwitchを買ってプレイしようと思います。
これはもう自分が結構前から勝手に思っていることなのですが、任天堂が出すべきなのはゲーム機ではなくゲームに特化したスマホなのではないか、と思っています。任天堂がOSを作ってスマホを作ったら、結構な魅力ありますよね。前にそんなことを少し書きましたが。
これは、
子供用のNintendo phoneと
大人用のNintendo phone pro みたいに2種類出して、
子供用のNintendo phone: 親がフィルターをかけたり、できることに制限をかけたりできるスマホで、かわいいポップなデザイン
大人用のNintendo phone pro: かなり高性能で高級感のあるデザインで値段も高い。スマホとしても使えるだけでなくSwitchのように家のテレビに映してもプレイできる。
こうなると、iPhoneやAndroidとの勝負になってしまいますが、もしこの独占的なOSマーケットからある程度のシェアを奪える可能性がある日本の企業って任天堂くらいしかないと思います。
Switchの予約ができなかったからちょっとかなり長いボヤキになってしまった。
でも日本の企業の商品(Switch)の発表会を、全世界が注目していたのを見て、任天堂というのは凄いブランド力を持っていると再認識しました! すごいことだよやっぱり。
ゲームとか漫画というオタクのもの呼ばわりされているものが、日本のとてつもない強みだとこれからも何度も書くと思いますが、この思いは変わらないです!
では
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