Youtubeのスーパーチャットは善意の現金化(収益化)の第一歩 Googleの凄さ
Youtubeのライブ配信を観ていると、スーパーチャットという投げ銭システムがなされるのをかなり目撃することが多くなってきました。
その配信者を好きな人は、他の人よりも自分が応援していることを示すためにお金をその配信者に渡すことができるチャットができるという仕組みです。
これは、凄いことだと思うのです。
2012年くらいですかね。「Youtubeでどうやって収益を上げるか」はGoogleの問題だったように思います。
無料で提供し続けるのか、それともニコ生(ニコ動)のように有料会員を作って収益を上げるのか、大きな分岐点があったと思います。
Googleは、無料のままを選びました。それに対して、ニコ生(ニコ動)はプレミアム会員からの月額課金と言う収益化を選んでいました。
その頃、Googleは広告収入を選択したうえ、「今後は善意の現金化を検討している」と何かのニュースで読んだのを覚えています。
「いいね!をすると配信者にお金を10円とか渡すような仕組み、その数パーセントがYoutubeに入る、というような仕組みを検討している」だったように思います。
私は、本当にこうなったら凄い!と思って、当時の友人に話したのを覚えています。
しかし、実際に最近実現した「善意の現金化」は、スーパーチャットですね。
さすがに「いいね!」のハードルを上げすぎるのはダメだろうということになったのでしょう。
2018年1月くらいから、スーパーチャットは始まったみたいですが、そこまで実際に目にすることは少なかったです。
最近は普通に配信者が「スパチャありがとうございます!」と言っています。1000円とか3000円とか普通に投げ銭されているのです。
100円~50000円のスパチャができるそうなのですが、100円ではなくて1000円とかが多いのに驚いて、仕組みを調べてみると、金額が高いと長時間チャット欄に表示され続けるそうです。
だからみんな高い金額のスーパーチャットするのか!と納得ができました。
よく考えられてますよね。
配信者にはスパチャの7割が入り、3割がYoutubeに入るようです。
これはGoogleの収益の大きな柱になると思います。
これまで広告表示でしかあまり収益化できなかったGoogleが、新たな収益の仕組みを構築したのですから。
そして、Googleが凄いのは、配信者にメリットのある形で仕組みを構築しているということです。
ニコ生(ニコ動)とちがうのはここです!目先の収益を優先させて月額課金としたために、配信者・観る人が使いにくい状態をとっていたためにYoutubeにやられたニコニコと言っていいと思います。
しかし、Googleは配信者・視聴者も無料で使えることにこだわり、配信者が収益を得られるという仕組みを確立させた後に、スパチャでさらに配信者のメリットになる仕組みで配信する人も嬉しい、観る人も応援しやすい、自社も収益を得られる。という仕組みを構築したのです。
Googleを売ってAmazonに賭けた私ですが、Googleの凄さをひしひしと感じているので、また株を買いたいと思っています。
Googleかテンセントか。メルカリのIPOははずれると思うので、そのお金でどっちかを買いたいです。