人の人生は、その人がどういう選択をしてきたかで形成されている 【ジェフ・ベゾス卒業式スピーチから②】
2018/05/16
ジェフ・ベゾスの母校(プリンストン大学)での卒業式スピーチは、とても奥深い素晴らしいスピーチで好きなので、何度も聴いたり、読んだりしています。この中で心に響く文章を書いてみたいと思います。
今日は2回目です!たぶんこれでベゾスの卒業式スピーチからの記事は最後です。
このスピーチの中で、ベゾスは、「Gift」と「Choice」という言葉を対比させながら、選択の重要性を述べています。
「Gift」はその言葉通りギフト、生まれ持った才能や環境のことです。ベゾスは賢さも「Gift」だと言っています。
「Choice」は、自分がどのような選択をするのか。優しさは「Choice」だとベゾスは言っています。
もしこの賢さと優しさのくだりが気になるなーという方は前回の記事を見ていただけたら嬉しいです。
そして、ベゾスがAmazonを創業するという「選択」をした時の話に入っていきます。
ある年、ベゾスはインターネットの使用量が年間2300%も増加していることを知ります。
こんな速さで成長しているものはないので驚いたそうです。
そして、数百万の本の在庫があるオンライン書店を思いつき、リアル店舗ではできないことができることを想像して、興奮したそうです。
奥さんに恐る恐る話したら、「やってみたらいいじゃない!」と言ってくれたそうです。こんな奥さんと結婚して幸せですねベゾスは。
そして、次に勤めている会社の上司への報告の話。
優秀な人ばかりの金融会社に勤めていたベゾスは、尊敬できる素晴らしい上司の下で働いていました。
その上司は「それはいいアイデアだけど、良い職業に恵まれていない人にとってはもっといいアイデアだろうね。」と冗談まじりに言って、あと48時間もう一度考えてみてくれ、とベゾスを引き止めます。
確かにそうだなと思いながらも、48時間考えたベゾスは、「やらなかったらずっと後悔する。」という結論に至り、決心したそうです。
今はその「選択」を誇りに思っています、と述べ、 卒業生に色々と質問を投げかけます。
" How will you use your gift? " " What choises will you make? "
「あなたはその才能をどう使いますか?」「これからどんな選択をしますか?」
" Will inertia be your guide, or will you follow your passions? "
「惰性にまかせますか? それとも情熱に従いますか?」
" Will you follow dogma, or will you be original? "
「教義に従いますか? それとも自分で考えて独自に歩みますか?」
" Will you choose a life of ease, or a life of service and adventure? "
「楽な人生を選びますか? それとも奉仕と冒険の人生を選びますか?」
" Will you wilt under criticism, or will you follow your convictions? "
「批判されて、しぼみますか? それとも信念を貫きますか?」
" Will you bluff it out when you're wrong, or will you apologize? "
「間違っているとわかっていながらハッタリで逃げますか? それとも謝りますか?」
" Will you guard your heart against rejection, or will you act when you fall in love? "
「恋をしたら、振られないように心をガードしますか? それとも行動しますか?」
" Wiil you be clever at the expense of others, or will you be kind? "
「他の人が犠牲になるとしても賢くあろうとしますか? それとも優しくあろうとしますか?」
グッときます。(自分がグッときた質問を抜粋してみました)
そして、80歳になって、人生を振り返っているところを想像してみましょうと言います。
「80歳までの人生、どんな選択をしてきたか?」を振り返る想像をさせます。
そして締めにとどめの言葉です!
" In the end, we are our choices. "
「結局、人生はどんな選択をするか、なのです。」と。
自分だけの素晴らしいストーリーをつくりましょう。ご清聴ありがとうございました。グッドラック! とこのスピーチは終わっています。
このスピーチを読むと、トランプにツイッターで攻撃されまくったにもかかわらず、 ベゾスは感情的な発言をせずに、
「大企業への厳しい視線は当然で、Amazonは新しい規制にも対応する」なんていう男前なコメントをしたのが何かわかるような気がしました。
長々と書いてしまいましたが、気になる方は原文を読んだり聴いたりして欲しいです。
私も、米国株を初めて買った時、AIが人の手を借りずに進化することを知り、「いてもたってもいられない」ような状態になり「ここで買わなかったらきっと後悔する」「自分で決めて買ったのだから株価が下がっても全然平気だ」となって購入したのを思い出しました。(ベゾスのような大富豪とは全然違いますが)
でも、自分の情熱、信念に従って行動できたことを誇りに思っています。
きっと、人生でどれだけこのような「選択」ができるか、で決まるのだと思います。
私が読んでいる本を紹介します。
スピーチのYoutubeあったので貼っておきます(6:15くらいからです)
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