親友が父にお線香を そして夜飲んだ
2017/06/01
昨日は、前に書いた親友が昼に私の実家に行ってくれて父親にお線香をあげてくれ、夜私が仕事を終わってから会って飲みました。
父親にお線香を上げに行ってくれることがどんなに嬉しいか、私は今までわかっていませんでした。しかし、遠いところからわざわざ来てくれて、お線香を上げに来てくれる彼にとても感謝しました。私の母親も彼が来てくれてとても嬉しかったと思う。
夜は彼の行きつけの焼き鳥屋で飲んだのですが、これがまた凄い美味しくて時間を忘れて色々話して飲んで久々にかなり酔っ払いました。彼と飲むと気持ち良く酔えるのですよね。
彼は中学生のときに父親を亡くしています。私はお葬式に行ったのを今でもよく覚えています。お葬式で彼は笑いながら「ありがとね!」と彼は言った。
若い頃はみんなのオモチャみたいな男で、みんなにいじられ、時にはバカにされるようなこともありました。私もいつもからかったりしていました。
ジャンケンに負けた奴が好きな女に告白しようという遊びをして彼が負けて、好きな女の子を呼び出して、公園で話しているのをみんなで影からみたりしたこともあります。結果
は見事フラれちゃったのですが、なかなかどうだったのかを言わず、影で見てたよ、と言ったら「ふざけんなよー!」と笑いながら怒ってました(笑)
そんないじられキャラの彼が、今やたくましく感じられます。人生は本当にわからないものです。ずっとあの彼で生きてきて、色々な人に愛され、金も沢山稼ぐようになり、遊びもかなりやっていて、人生を楽しんでいるように思います。彼はとにかく隠しごとをしない。ヤバいとかツラいとかをすぐ人に話して笑ってしまうのだ。
私も父親が亡くなり、そんな友達の変遷をみて私も最近人生観がかなり変わりました。
健康に注意しまくっておとなしくつまらない毎日を送って貯金を貯めて90歳まで生きるのと、
多少体に悪くても好きなものを食べ好きなことに金を使いワクワクした楽しい毎日を生きて70歳くらいで死んじゃうのどっちがいいのかって。
父親は間違いなく後者でした。でも、父親は幸せだったと羨ましくも思います。
不惑の40とか言いますが、きっとこういうことなのかもしれないですね。世間はそうかもしれないが俺はこう生きる、とか。辛いこと悲しいことが起きて、ようやく薄っぺらさが削ぎ落とされて、自分の生き方をシンプルにするようになる。です。
ハイ!それではまた