株は難しい 北朝鮮問題 AIの新しい動き
2018/03/10
北朝鮮問題が「グアム近くにミサイルを撃つ」と言ったときにかなり株価が下がりました。
徐々にアメリカ株の株価は回復してきて、今はこのようになっています。
一応円相場と税金を引いたときの金額もみています。こんな感じです。
NVIDIAが強くて、NVIDIAだけで120万円くらいのプラスを維持しているので、トータルで100万円くらいのプラスにはとどまっている現状ですが、GPUなどの半導体によるAI処理という業界にも競争が激化してきていて、今後さらなる激化が予想されます。果たしてNVIDIAは更なる成長を遂げることができるのでしょうか。
最近見て驚いた記事は、
HUAWEI(ファーウェイ)という中国のスマホ・PCメーカーが、スマホに搭載するAIプロセッサ、「NPU」というものを発表したというニュースです。この着眼点には驚かされました。CPU+GPUのプロセッサで、クラウド経由でのAI処理よりもレスポンスが早くセキュリティ面の不安も少ないことを主張しているようです。
HUAWEIはスマホのシェアでAPPLEを超えています。そんなHUAWEIがスマホに搭載するAIプロセッサを開発した。これが示していることは。
中国は、最先端のテクノロジー技術、それもAIも含んだテクノロジーでアメリカを脅かす存在になっているという現実です。
このようなニュースを見るたびに、このようなスマホのAIプロセッサを発表するのがなぜに日本の企業でないのか。悲しい気持ちになります。
たしかに、AI自動運転車よりもスマホでのAI技術を利用することのほうが、早く世の中に浸透すると思いますし、それほど導入の当初は高精度でなくても、使う人が多いほうが進化させることができるので、早い段階でシェアを得たら非常に独占的に高精度のAI処理を提供できるようになる可能性があります。
SONYなど日本でもスマホを作っている会社がありますが、このようなAI処理において遅れをとらないで欲しいと思います。
そういう日本の遅れとかの心配をする前に自分の心配をしろ!という話になるのですが、NVIDIAがAI処理の半導体技術として、有位な立場を加速させることができるのだろうか。NVIDIAのもつGPUでの処理という技術がどこまで重要なのだろうか。未来のことなのでこれは私もわかりません。
GOOGLEのTPUはクラウド上のAI処理、HUAWEIのNPUはスマホなどのモバイル端末でのAI処理での強みを高めていくものと思われます。
ロシアのプーチン大統領が、「AIを制するものが世界を牛耳る」と発言したといいます。本当にそうだと思います。このため、AI技術での競争は、国にとっては優先順位としては1番に取り組むべきものだと思います。
このAI処理の技術でも海外に負けると、OSと同じようなもので、その処理で優秀な企業の技術にお金を払い続けて使わせてもらうことになります。もう日本は使わせてもらうのでいいと思っている風潮がありますよね。
でもHUAWEIのNPUのニュースを見たときに、「使わせてもらう立場でいるのはイヤだ」という明確な意思を感じました。
こうなってくると、米国株の持っている強さも、危うくなってくるわけです。テクノロジー技術ではアメリカが独走していましたが、HUAWEIのように隙あらばと研究を続けているところもあるので、今後も注意しておかないといけませんね。
では
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