SEKIROをクリアした感想・レビュー 人生初実績コンプまでやったゲーム
2020/07/06
SEKIROをクリアできたので感想を書いてみます。40代でも最後までやれましたね。ただクリアするだけでなく、人生初の実績コンプ(PS4でいうトロコン)までやりました。
ブラボがかなり面白かったので、それを超えることはないかと思っていましたが、超えてました。ブラボよりも戦闘が面白かったです。とくにボス戦が。
実績コンプのために3周やったわけですが、全く惰性でやってる感じはなかったですね。「また弦一郎と戦える!」とかワクワクしながら3周やれました。
自分が何でこんなにドハマりしたのか、ちょっと思い出しながら書いてみたいと思います。
体幹ゲージ、弾きといった新しい戦闘システムが素晴らしかった
ブラッドボーンのように素早く操作ができ、モーションや音もとてもカッコ良いので、動かしているだけでとても気持ちが良いです。さらにSEKIROは体幹ゲージ、弾きといった新しいシステムが取り入れられていて奥深さがあるので、ブラボを超えた戦闘に感じられました。
体力を減らせなくても、体幹ゲージを減らすことができれば倒せるというものです。これがとても新鮮で、敵の攻撃をジャストなタイミングでガードすると「弾き」となって敵の体幹ゲージが増えます。
敵の突きを「見切り」でいなしたりすると、これまた体幹ゲージを増やすことができます。
この体幹を意識した戦いができないと厳しいボスが何度も出てきて、やりながらどんどん否応なく覚えていきます。そして最後のほうでは「見切り」や「弾き」がとても重要になってきて、独特な戦闘で長時間ボスと戦うことになるのです。
一撃の被ダメージが大きい中で、ジャンプなどで避けるのではなくガード(弾く)が最適だったりする戦闘の緊張感がヤバかったです。
まさに剣戟(けんげき)のスリリングさをここまでのレベルまで高められたゲームは今までになかったのではないでしょうか。
「鉤縄(かぎなわ)」も忍者っぽいアイテムで、これも戦闘で使うこともあって良かったですね。
ボス戦(難しいけど達成感のある戦い)にフォーカスしたところが良い
SEKIROは、ボス戦のクオリティにかなりの比重を置いて作られていると感じました。
面倒くさいお使いクエストなんか一切ありませんし、謎解きもほぼありません。道中も中ボスみたいな強敵が配置されていて、戦闘がメインのプレイなのも潔かったです。他の不要な要素を削ぎ落して戦闘を濃いものにしてますね。
ボスまでの道中の戦闘もかなりの難易度ですが、鬼仏というワープポイントがかなりこまめにあるので、ダッシュで切り抜けても何とか次の地点に行ければ大丈夫です。しかし、要所要所には中ボスがいて、倒さなくては先にすすめません。
中ボスも、「弾き」を覚えさせるようなヤツとか、徐々にうまく倒せるようになっていき、楽しくなっていきます。
お蝶などのボス戦は、最初速すぎて「無理だーー!」となりますが、負けまくっていると少しずつ何とかなっていきます。速攻やられていたのが、少しずつ戦闘時間が長くなっていって、最後には倒せるのです。
それで今回のSEKIROで凄い!と感じたのは、中ボスやボス戦で覚えたことがほぼ、その後のプレイに生かされるところでした。
どんどんプレイが上手くなっていき、最後のボスとの死闘になるわけですが、最後のボス戦はこれまでのボス戦で培ってきたことが全て生かされる感があるのです。
これまでやってきた全てが最後のボス戦に生きてくる感じ、たまりません!
当たり判定もとても緻密になっていて、微妙なところで当たる当たらないがしっかり変わります。攻撃充てられるタイミングか?ちょっと遅いか?などは本当にビミョーなところがしっかり作られていたと思います。だから難しくても面白いのでしょうね。
和風の王道ストーリーかと思えば、フロム特有の狂気な感じもちゃんとある
オープニングのムービーもまともだし、ブラボよりもわかりやすい展開でストーリーがすすんでいきます。
これはこれでとても良いのですが、ブラボの狂気が好きだった人は、「和風の王道のストーリーかよ!?」という感じだと思ってしまいがちです。(私だけか)
しかし、後半になってくるとちゃんとあの狂った感じがチラリチラリと出てくるので、それもまたいいですね。ストーリーのことはあまり書くとネタバレになってしまうのであまり書きませんが、全然王道じゃないと思いました。
やはりクリア後にネット(考察サイトなど)で調べないとよくわからない系です!笑
でもそれがまた深みがあっていいのですよね。考察サイトで背景や意味がわかって、それがまた楽しかったりもします。やってる時は「?」でやっているのですが、それでもブラボよりは理解していたように思います。
あえて悪い点を挙げるなら
源の宮に行くときに「巨大縄マン」みたいので行ったのですが、、、あの演出といいますかさすがにアレは萎えましたね。あそこだけ嫌いといってもいいくらいです。
そのほかであえて言うなら
義手忍具でほとんど使わないものがあったので、そのあたりを使わせる演出があったらより良かったですね。私は「霧がらす」はほぼ使っていないですからね。個人差があるのかもですが。
あとはカメラ(視点がダメになっちゃうこと多し)がもうちょっと思い通りになれば、というのは感じましたが、アレはわざとやってるっぽいのでOKですかね。あえてロックを外されちゃうボスとかいたので、アレも込みで頑張れ!ってことなのでしょう
最高の体験ができる神ゲー!
ブラッドボーンのヒリヒリ感が面白いと感じた人には、それを超える困難と達成感が味わえる最高のゲームだと思います。
たしかに難しいですが、理不尽さはほぼありません。自分がきちんとやれれば勝てます。40代の私でもそう感じたので20代30代の方は余裕だと思います。
ドラクエ10をやっているとき、強敵が登場するとプレイヤーが「強すぎます。弱体化してください。」と書くと、すぐに運営が弱体化していました。アレはダメな対応だったと再認識させられましたね。強敵を乗り越えさせるようなゲームにしないといけませんよね。
そういう声を無視して、ほとんどの人が何時間も戦っても倒せない強敵にしておくというのは、冷たいように思えますがそれこそドハマりさせるきっかけになると思うのです。
SEKIROは最初は難しいとは思いますが、ちゃんとストーリーをすすめるごとに自然と上手くなっていくので、はじめのうちはグダグダでも、後半は弾いたり見切れたりする自分になっているのです。いつのまにか苦戦した相手が余裕になっていくのです。自分の成長が感じられるのが良いのですよね。
そんなSEKIROは多くの人にやってみて欲しいゲームです。
PS4版↓
Windows版: 私はこれをアマゾンで買ってSteamに入れてやりました。↓
しばらくしたら4週目もやりたくなると思います笑。結局8周目までやっていそうな気がしますね。そんな素晴らしいゲームでした。フロムソフトウェアの宮崎英高さんは本当に尊敬しています!
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