Appleが時価総額1兆ドルに ブランド価値がある企業は利益率が高い
昨日の深夜、Appleがアメリカ企業初めての時価総額1兆ドルに到達しました。文句なしの好決算を受け、株価は200ドルを突き抜けて現在207ドルまで上がっています。
Appleという企業の強さを改めて感じました。
私はiPhone Xくらいから、Appleの衰退が始まったと思っていました。
顔認証とノッチデザインが何もiPhone 7から劇的な良い変化をもたらしていないからです。
これは人々の生活の変化という意味です。
ジョブズがiPhoneを発表して、人々の生活をどんどん変えていったようなインパクトは、iPhone Xには感じられませんでした。
最近Appleが発表した新しいMacbook Proにも同じようなことを感じました。
iPhoneやiPadに初めてRatina Displayが搭載された頃には、「テレビみたいな大きな画面じゃなくても動画とか長時間観ていられるもんなんだな!」と感動しました。
このRatina Displayによって、人々は長時間スマ画面を見続けるのが普通になりました。これによって娯楽は一気にスマホに持っていかれたのです。やっぱり視覚が一番の娯楽ですからね。
もちろん、音楽を聴くのもスマホだし、買い物をするのもスマホで快適にできるようになったとか、カメラもスマホで一眼レフみたいのが撮れるとか言えばきりがないですが。
では何でAppleという企業は現在も予想を上回る好決算を叩き出し続けていられるのか。と考えてみました。
バフェットさんがAppleに投資したというニュースがあり、「Apple株を全株保有したいくらいだ」とか言ったそうで、自分なりに色々とその強さの理由を考えていました。
今回の決算発表まで、あまり明確な理由がわからずにいました。
しかし、今回の決算発表を受けて、やっぱりブランド力が強いことがその理由だと思うようになりました。
ブランド力がある企業の製品は、他社より価格が高くても売ることができます。これは感覚的にわかりますよね。
これまで革新的な製品をジョブズ時代にかなり長い間出し続けてきたというブランド力は、ここ最近の2つか3つの製品が革新的でないというくらいではすぐに落ちるような弱いものではないということです。
このまま革新的でない製品を出し続けていったとしても、ゆっくりとブランド力が落ちていく程度なのです。
競合にとっては今がとてもチャンスと言ってもいいのですが、GoogleのPixelも、SamsungのGalaxyも、HuaweiのP20 ProもiPhoneへの信頼に勝てるような製品としての輝きは持っていないのです。
私は今iPhone 7を使っているのですが、もうすぐ機種代金の分割が払い終わるのでiPhoneをやめて他のスマホにしてみようかなーと色々と調べているのですが、
・iPhoneユーザーが多いこと
・ケースなどのアクセサリーが多いこと
・わからないことがあってもネットで調べると詳しい方のブログなどがすぐにヒットする
というようなことが頭に浮かんできて、
「とりあえず次もiPhoneでいいかなー」と思ってしまうような感じです。
今はこの「とりあえずiPhoneにしとけば間違いない状態」なのだと思います。
株投資ということを考えると、革新的な製品を長年出してきた企業が、最近革新的でなくなったとしても、この「とりあえずiPhoneにしとけば間違いない状態」は数年続き、高い利益率で好決算を出すことができるということを肝に銘じておかないといけないと思いました。
競合が信頼を勝ち取るまでには数年かかりますしね。その間はAppleの無双状態なのかもしれません。
でも数年後には「とりあえずiPhone」でなくなることもこのままのApple新製品だとまぬがれないようにも思います。
Windows PCがMacをいつのまには超えたように。
素人が偉そうに思っていることを書いてみました。
あと自分の保銘柄の値動きを記録として書いておきます。
Appleの急上昇で相場が楽観視されたのか、Twitterまで上がってくれました。(まだ含み損状態ですが、、、)
とても気になるのはテスラが自動運転用のAIチップを自社開発していて、NVIDIAの10倍の処理性能があるとイーロン・マスクが豪語しているというニュースです。
これが本当だったらテスラの一人勝ちですね。私はあまりこの発言を信用できません。NVIDIAホルダーだからですかね。
こんなニュースがあったのですが、NVIDIAの株価は下がらずに上がりました。決算発表でどうなるかですね。
私の当面の目標だった株口座資産3000万円に届くかなーなん思ったのですが甘かったです。
NVIDIAが文句なしの決算発表をしないと株口座資産3000万円はまだまだ先になりそうです。