若者にお金がないから車に興味がないのか?
2018/08/22
少し前にこんなツイートが世間を賑わせていました。
朝日新聞に若者が怒りの投稿「若者の〇〇離れとは全て若者からお金を奪ったせいだ。年寄りは反省しろ」 https://t.co/69g7EHVUiK ガチ怒りを感じる文章だ pic.twitter.com/LTSFws7BgC
— アルファルファモザイク (@alfalfafafa) 2018年5月7日
そんなツイートに対して、高須院長がこのようなツイートをしたところ、炎上したそうです。
甘ったれるな若者❗
年寄りは君たちくらいの年齢のときはモーレツに働いたんだよ。働きながら君たちを育てたのだ。
君たちの全ての原資は年寄りになった我々からのプレゼントだ。君たちに与えることはあっても奪ったことはない。ハングリーになれ。向上を目指せ。
目覚めて働け若者。 https://t.co/ZxNxYDjkdw— 高須克弥 (@katsuyatakasu) 2018年5月7日
私は、若者の言いたいこともわかるし、高須院長の言いたいこともわかります。
少しだけ焦点をズラさないといけない問題だと思います。
今の若者の給料が2倍になったとして、車を買うのでしょうか。
東京の近くではそれほど車を買う人は増えないと思います。お金がかかりすぎます。税金や駐車場、ガソリン代、修理代とか考えたら大変な額になります。
その他に買いたいものがあると思いますし、勉強したいこととか、投資とか、若者にはお金を使いたいことが沢山あると思います。
車がなくても恋愛もできるし、スマホも高いし、そちらにお金を使っているのかなーと想像します。
今の高齢者の方々が若いとき、「仕事をやりまくって車を買って、頑張って所有してたんだぞ!」というのも確かに事実でしょう。素晴らしいと思います。
でもそれって、
「スマホなんかわからないよ。何が面白いの?」と言っている高齢者に若者が、「高齢者はお金沢山あるくせにスマホ買わないのですか?」って言っているようなものだと思います。
車というものが、他の娯楽に比べて、魅力がないものになっているのだと思います。
実用面で考えても、電車の本数は増え、駅は増え、車を持たないことの不便さはほぼ感じられないほどになくなっています。
Amazonなどの通販で買い物ができて、すぐに自宅に届くようになったので、これも車を不要と感じさせてくれている大きな要因だとも思います。
「若者がお金がないから、欲がない、ダメだ!」というのは、私はとても違和感があります。
私の父親が若者だったときって、いい車に乗っているとモテただろうし、快適な生活を送るためには車があったほうが良かったと思うのです。家にいてもヒマだし駅は遠いし、楽しいことは車で出かけないとほとんどなかったのかもしれません。
でも、今の若者は、車がなくてもある程度は快適に暮らせてしまいます。
だから、「若者が大金を使わなくなった」のではなくて、大金を使いたいと思うほど魅力的なモノがなくなったとも言えます。
でも、車を買う代わりに、若者は株投資を始めているかもしれません。自分の能力を伸ばすために勉強しているかもしれません。
よく若者は欲がないとか草食系だとか言いますが、そんな簡単なことじゃないと思います。
新しい時代のお金の稼ぎ方を必死で見つけようと、もがいているかもしれません。
昔の世代のように、ただガムシャラにあまり深く考えずに働いていても、それが不要となるかもしれないと一番考えているのは若者です。
今の日本の若い人はたしかに厳しい状況かもしれませんが、古い世代には考えもつかないような稼ぎ方で億万長者になる人も沢山出てくると思います。
世代間のギャップがあるのは当然です。
でもここまで世の中の変化が速いと、「年上だから自分より若い人に説教する」というのはナシなのだと私は思ってます。
高田純次さんだったかな「説教しない」というのがポリシーだそうです。あの人は悟ってますよね。未だに超面白いですものね。
自分が年上でも、自分のほうが劣っていると思ったら潔く尊敬を示し教わる。
これから、どんどん会社でも実力主義になっていくと、年下が年上を指導したりというのが増えていくと思います。
そういうことを経験せずに定年まで偉そうにできていた人は、そういうのが許せないかもしれませんが、世の中は変わっているのです。
でも、私は優先席にはお年寄りや体の不自由な方にゆずります!
敬うことは大切です!
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